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宿泊棟の一番奥にある内湯に続く露天風呂は、
湯舟に浸かったまま日の出が拝める最高の
露天風呂である。
女性用の露天風呂は、斜面下り側に配置され、
女性用露天風呂にしては珍しく囲いがなく、
開放感にあふれる、見晴らし最高の露天風呂
になっている。

天気が良ければ湯舟からこんなご来光を
拝むことができる。日によっては、眼下に
一面の雲海を目にすることもできる。

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 ―  総評  ―
彩雲荘は、とにかくお湯。お湯の良さは、
何を置いても温泉通たちを惹きつける
魅力がある。正直、部屋や食事に高得点を
つけることはできないかもしれないが、
とにかくお湯を楽しむなら、まず、
彩雲荘へ、と言いたい。
好き嫌いはあるかもしれないが、
敷地内に無造作に四角い木の枠を
はめ込んだような野天風呂も、
ご来光が拝める露天風呂も、
全てがお湯好きたちを唸らせる。
食事は、朝だけでなく夜もバイキング。
しかし、天ぷらなどはその場で揚げて提供
したり、珍しい山の幸を名札付きで
並べてある様は、山小屋のビュッフェとも
言えるよう。とにかく、源泉を心行くまで
楽しんで寝る、と言う方には最も
お薦めの宿である。



宿の軒先の天井には
つばめが巣を作っていた。

部屋は質素で何もない。とにかく寝るためだけの
部屋、と言った感。当然、テレビ、冷蔵庫もない。

彩雲荘は、アスピーテラインの通行可の時期だけの
営業で、冬期はお休みなので注意が必要。

共同のトイレ、洗面台は
     こんな感じ。

マスターの独断と偏見で
お湯の泉質や料理など
7項目を勝手に評価させて
いただきました。。。
10段階評価(満点は5点)
総合評価は合計を7で割った
平均点です。

 総合評価  3.57
   
 泉質 5
 お風呂の雰囲気 4.5
 お部屋 2.5
 宿の雰囲気 3
 お料理 3
 接客 3
 また行きたい度 4
 計 25
独断と偏見 マスター通信簿

湯舟の底からは源泉がボコボコ

彩雲荘は、とにかく温泉。なんと言ってもこの素晴らしい
源泉。八幡平のほぼ山頂に位置する藤七温泉は、標高
1400㍍の東北では最高地の温泉である。
敷地内には至る所にパイプで源泉を引き込んでおり、
湯量も半端ない。しかも、5か所ある浴場も全て木造りで
湯舟の底の板の間からはボコボコと源泉が湧き出ている。
無造作に敷地内のいたる所に木枠の湯舟をはめ込んだ、
と言うような野天の浴場だ。湯舟によっては、底に湯花
が沈殿し、泥のように積もっている。
内湯も、これでもかと言わんばかりにお湯が溢れている。