マスターの独断と偏見で
お湯の泉質や料理など
7項目を勝手に評価させて
いただきました。。。
10段階評価(満点は5点)
総合評価は合計を7で割った
平均点です。
― 総評 ―
温泉の泉質は申し分なく、温泉通をうならせる
間違いないもの。
宿の雰囲気や女将の心配りも最高点を
付けるにふさわしい
接遇ではないかと思う。
女将以外のスタッフの方の応対も良く、
明るい挨拶の奥に
女将の教育の姿がうかがえる。
館内の清掃も行き届き、140年の
歴史を感じさせない(当然何度か建て
直しはしていると思うが)
とにかく、総合してまた行きたい宿の
一つであることは間違いない。
部屋のつくりはシンプルそのものだが、
アメニティーグッズ、暖房も温かく、不自由を感じることは全くない。
飲み物の持ち込みも大歓迎らしく
洗面所に併設された共同の冷蔵庫を自由に使っていいらしい。
ちなみに部屋に冷蔵庫は無く、備え付けの飲み物は
共同の自己申告制だ。
総合評価 | 4.07 |
泉質 | 4.5 |
お風呂の雰囲気 | 4 |
お部屋 | 3.5 |
宿の雰囲気 | 4 |
お料理 | 4 |
接客 | 4.5 |
また行きたい度 | 4 |
計 | 28.5 |
ロビーには、珈琲とまんじゅう
が用意され、いつでも無料で
食べられるようにセット
されている。
帰る際も、女将が跳んできて、車に積もった
30㌢ほどの雪を懸命にかいてくれた。
忙しいにもかかわらず、カメラのシャッターを
押してくれた女将の笑顔は、
また、季節を変えて再訪の決心をしながらの
帰宅となった。
料理は、海のもの山のものを取り揃え、
どれも非常においしく、ボリュームも申し分ない。
お風呂でご一緒した方の話だと、こちらの料理は
連泊すると二泊目がさらに豪華になるらしい。
三名以上は個室の食事処だが二名の時は部屋食らしい。
この宿の特徴は、立ち寄り湯のお客を一切
入れない、お溜まりのお客のことを一心に考える
宿泊客に優しい宿だと言うことである。
宿の敷地内に点在するお風呂の数も
男女合わせて8つもあり
10室しかない部屋数と比べても
いかに宿泊客を大切にするかが伺える。
吾妻屋は、高湯温泉の中でも10室しかない小ぢんまりした
家族で営む宿なのだが、名物とも言える女将の心配りには
頭が下がる。
宿のお客の多くがリピーターで、シーズンには中々
予約が取れない宿出ることにもうなずける。
早めに宿に着いても空いていれば気持ちよく部屋に
通してくれるようなサービスもこの宿ならでは
なのかもしれない。
とにかく女将の笑顔で走り回る接客の見事さは
どんな場合においても見習うことが多そうだ。
この吾妻屋へ引き込む源泉の湯量も
毎分500リットルを超え、源泉かけ流しの上、
加水もしない正真正銘の「本物湯」だ。
インターから30分ほどのアクセスの良さで
辺りには強い硫黄の香りが立ち込める。
開湯400年を超える「奥州三高湯」と詠われた
名湯の一つがこの高湯温泉だ。
源泉を9つ持ち、毎分3000㍑もの湯量を誇る。