食事が終わって部屋へ帰ると驚くことに
テーブルの上には果物が置いてある。
ここまでのサービスに脱帽しながら
お腹いっぱいなのに、ひと風呂浴びたら
寝る前にまた口に運んでしまう。

貸切「夢想の湯」

貸切「風姿の湯」

貸切「家族風呂」

二日目の夕食はナイフ、フォークの洋食。(写真上)
写真下は三日目の朝食。

 総合評価  4.57
   
 泉質  4
 お風呂の雰囲気  4.5
 お部屋  4.5
 宿の雰囲気  4.5
 お料理  4.5
 接客  5
 また行きたい度  5
 計  32
独断と偏見 マスター通信簿

マスターの独断と偏見で
お湯の泉質や料理など
7項目を勝手に評価させて
いただきました。。。
10段階評価(満点は5点)
総合評価は合計を7で
割った平均点です。

仙仁温泉の周りには観光施設があまりなく、仙仁温泉に
宿泊の時は、とにかく宿でゆっくりする旅をお奨めするが、
須坂インター出てすぐのところに鉄道ファンに有名な
「トレインギャラリー」と言うお蕎麦屋!?がある。
社長の趣味が高じてと言ったことらしいが、ジオラマ、
模型の数では全国屈指らしい。テレビ取材も多いらしい
ので、興味のある方は一度足を運んでみては・・・

ウェルカムドリンクは
立てたての抹茶。
茶菓子も手作りの
和菓子が用意される。
抹茶を飲みながら
宿帳の記入を行う。

部屋にはバルコニーもあり、
浴衣、作務衣どちらも用意が
ある。

部屋には、ミニキッチンとでも言えるような、食器棚、流し、
電子レンジまで設置され、冷蔵庫二つの片方には「柿の葉茶」
「漬物」が常備されている。

仙仁温泉の館内には宿泊客
なら誰でも使うことのできる
パブリックスペースがとにかく
たくさんある。
これが何とも言えない優雅な
気分を宿泊客に与えてくれる。
宿泊の客数も決して少なくない
はずなのに、それを感じさせず
ほとんど他の宿泊客に会うこと
なく宿泊できることも仙仁温泉
の特徴ではないか。
部屋でくつろぐ際も、隣の部屋
の物音が聞こえることは全く
なかった。

貸切風呂の3つは、ジャグジー付きの内湯と
露天風呂があり、開放感満載で夜天気が良ければ
満天の星空が仰げる「風姿の湯」、山のへりに
貼り付いたような、雰囲気のある「野守の湯」など
三者三様の貸切風呂である。その他、石造りの
落ち着いた家族風呂もある。

家族風呂は、露天風呂こそないが
湯舟は二つあり、他の三つの貸切
風呂に比べれば空いている率が
高いようにも思う。

朝食も夜と同じ個室で。
身体に優しい食材で
構成され、疲れた胃にも
抜群の朝食。
宿泊が一泊の時は
和食、洋食が選べる。

ジオラマは、朝の始発から、夜電車が止まるまでを再現して、
コインを入れれば、ジオラマの電車を自分で運転することも
できるようになっている。

部屋は、別荘にやってきたような内装で
我が家に帰ってきたような温かさのある
しつらえにもなっている。

今回の旅行は二泊。
2日目、お昼頃出かけて
帰ってくると、部屋は綺麗
に清掃され、テーブル
には、イチゴとお菓子が
用意されていた。

貸切「野守の湯」

食事処へは、こんなライトアップされた
廊下を通っていく。
家族ごとに仕切られた個室での食事。
料理の味、品数、器、スタッフのサービス
まで、非の打ち所が
ない。
評判通りの
大満足の食事。

テレビも、壁の奥に配置
され、目隠しで必要のない
人の目に触れないような
気遣いの内装には本当に
頭が下がる。

宿の玄関までは
駐車場から2、3分。
広い宿の敷地内を
歩いて橋を渡ると
玄関がある。
高価な料亭のような
佇まい。
抹茶をすすっている間
にフロントの荷物は
全て部屋へ運んで
くれてある。

内湯には、半露天となった湯舟もあり、
外の風を感じることができる。

広々とした内湯

洞窟風呂に入る際の湯あみ。
子供用も用意され、家族で
洞窟探検に出かけることが
できる。

パブリックスペースでも飲み物は
飲み放題のサービス。

貸切風呂は3つあり、ちょうどその
真ん中あたりにこの休憩所はある。
貸切風呂がいっぱいの時はここで
ハンモックに揺られながら空くのを待つ。

雪の全くない年末だと思っていたら
一夜にして辺りは一面銀世界に。

―  総評  ―
この仙人様が宿のマスコットになっている仙仁温泉は、
とにかくサービスが行き届いた、素晴らしい宿である。
一泊料金は3人以上一部屋で3万円前後(お二人なら
もう少々高い)と、決して安くはないが、休憩所に
置かれているお客さんの「宿泊日記」を見ると、

「14回目」や、「5連泊」なんてお客さんもいるような、泊ったことのある方
なら必ず再訪を願う宿である。
本当にサービスは徹底され、まず宿に着いた時、駐車場でスタッフが
出迎えてくれ、荷物を宿のロビーまで運んでくれる。
帰りがけに見送ってくれる宿は多少あるが、到着時にスタッフが駐車場で
出迎えてくれる宿はまずない。ウェルカムドリンクが抹茶と言う宿は、泊った
ことはあるが、手作りの茶菓子まで出してくれる宿はなかった。
チェックインが14時でチェックアウトが12時と言う宿も今までに経験したことが
ない。最近チェックアウトが11時の宿は増えてきたように思うが、大抵そう言った
宿のチェックインは15時である。
朝食で洋食を選ばせてくれる宿はあっても、洋食を選ぶと大体失敗する。
こういった一つ一つの全てのサービスが完璧で、なんと言っても、宿のスタッフ
全員が、笑顔で宿泊客に接してくれ、とにかく仙仁温泉は、一度行ったらおそらく
ほとんどの人が「また来たいね」と言って帰る宿なのではないか、と思うのである。
ちなみに今回は三度目の宿泊で、初の連泊です。

仙仁温泉は、ネットでは、日本で一番予約の
とりにくい宿とも言われるほどの人気の宿
である。
内湯の奥の洞窟入り口の扉を開けると薄暗い
洞窟が奥深くまで続いている。
宿の名物、洞窟風呂は東洋一と言われ、一番
奥に自噴する源泉が洞窟内を川のように
流れている。
泉質は若干硫黄の香りが漂うが、無味無臭、
透明で、新鮮なお湯の感じは肌に纏わりつく
ようないかにも身体に良さそうな源泉である。

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二泊目の夕食が終わって部屋に
帰ると、メロンを含む山盛りの
フルーツが用意されていた。
ここまでサービスするのか、
と感心するようなサービス。
しかし、ここまでのもてなしが
リピーターの心をつかんで
止まないのだろうと改めて
感じた旅であった。



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洞窟内は混浴だが、扉のところには湯あみが用意され、
女性でも安心して洞窟内に入れるようになっている。
洞窟内の源泉は、37、8度と低いため、加温した湯舟が
入口近くにあり、そこで身体を温めてから、その奥の
滝の源泉を眺めながら洞窟の奥へ入っていく。
ある種、探検に行くようなワクワク感の中、洞窟一番奥を
目指す。洞窟内はサウナのようで、最初は冷たさを感じる
源泉も、いつしか心地よい温度として感じることができる。