蒸けの湯温泉

十和田八幡平国立公園内に位置するこの宿は
「子宝の湯」としても知られ、宿の玄関を入ると
すぐに神社が祀られ、沢山の人の願いと、
子宝を授かった人のお礼の言葉が書かれている。
温泉の泉質は硫黄泉。
宿の敷地内のあちこちから湯気と共に
１００度近い源泉がシューシューと
音を立てて湧き出している。
辺りは硫黄の香りに包まれ
幻想的な世界に引きずり
込まれそうな温泉である。

この宿は冬の１１月から翌年４月までが休館となり
主に夏のみの営業となるが、５月のアスピーテ
ラインは両側が雪の壁、１０月の紅葉のトンネルは
関東の紅葉とは比べ物にならないほどの美しさ
であり、季節の代わり目の来訪をお勧めするのは、
私だけではないのではないかと思う。

内湯にシャワーなどは無く
湯口からとうとうと溢れ出る温泉の
流れる水路のようなところから
桶でお湯を掻い出して頭や身体を洗う。

これは別注のきりたんぽ鍋。
注文しなくても料理のボリュームは十分だが
宿自慢の郷土料理は是非ご賞味あれ！

マスターの独断と偏見で
お湯の泉質や料理など
７項目を勝手に評価させて
いただきました。。。
１０段階評価（満点は５点）
総合評価は合計を７で割った
平均点です。

　　―　　総評　　―
蒸けの湯の魅力は何と言っても開放的な混浴野天風呂。
混浴以外にも、男湯、女湯別の、囲いのある野天もあるので
女性も安心。宿の若女将!?の笑顔の接客は最高だった。
どんなに忙しくても笑顔で跳んできて、嫌な顔一つせず
対応してくれる。
女将も調理の指揮を執って決して手を抜かない。
宿の雰囲気も秘湯感を味わうには言うこと無し。
宿に二泊もして、八幡平の山頂などを散策すれば健康に
なって帰れること間違いなし！

総合評価	3.85

泉質	4.5
お風呂の雰囲気	4
お部屋	3
宿の雰囲気	3.5
お料理	4
接客	4
また行きたい度	4
計	27

料理は地のものを中心とした薬膳料理。
見たこともないような山菜が食卓に並ぶ。